県は二〇日、五月二九日に公告し、七月一日に開札を予定していた、住宅営繕事務所発注の「かながわ県民センター設備改修工事(空調)」の入札手続きを中止すると発表した。
県の財政再建策を検討している緊急財政対策本部(座長・増田寛也元総務相)が、県有施設のあり方をゼロベースで検討していくことを踏まえ、「今後の検討状況を見極める必要がある」として、中止に踏み切った。
同工事は、かねてから計画されていたかながわ県民センター設備改修のメイン工事で、空気調和設備の熱源機器及び冷温水管改修を行うもの。
五月二九日の発注公告では、三社構成のJV編成が指示され、九月定例議会の契約承認案件として予定されていた。
かながわ県民センター(横浜市神奈川区鶴屋町)は、SRC造地下二階地上一五階建て延べ一万八、四四〇平方㍍の構造・規模。
今後、給排水衛生設備工事の発注も予定されているが、これも中止になるもよう。