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山梨県富士河口湖町

船津小海線で道路改良/雨水施設、2カ所を整備/小立土地区画整理

2012/06/28 山梨建設新聞

 富士河口湖町小立土地区画整理組合(倉沢宗治理事長)は、「小立土地区画整理事業」の工事概要を明らかにした。

 本年度は8月頃から、都市計画道路(県道)船津小海線道路改良工事L370m、W16m(両側に歩道3・5m)を発注。同じく8月~10月頃には、すり鉢状の雨水浸透施設(第2号公園9240㎡)と(第3号公園2640㎡)の工事を行う。電線共同溝工事は県が進める。

 小立土地区画整理に伴う総事業費は約55億9700万円。2010年度末の進捗率は56・8%にのぼる。道路延長は約L7976mで、公園緑地は約1万6240㎡。施行面積は約34・2h。同事業は2005年度(平成17年度)~15年度(平成27年度)までを施行期間としている。

 国道139号沿いは近隣商業、都市計画道路(県道船津小海線沿い)は準居住地域、都市計画道路(町道白木里宮線沿い)は第一種住居地域で、それ以外は第二種低層住宅専用地域。現在、国道139号沿いにスーパー街区「フォレストモール富士河口湖(2011年3月下旬オープン)」などを配置、保留地を集合。売却代金全額約10億円を受領しているという。

区画整理事業の施行地区は、合併後の富士河口湖町東部で河口湖より南へ約1・8㎞、富士急行線河口湖駅より西方約2・5㎞の地点。南側は国道139号を境に北側と西側は町道小立勝山線を境、東側は町道西村線を境としている。

 また施行地区区域は、富士河口町李原、白木、皮籠石、七本桜、大堀、出口の各一部と勝山豆塚の一部となっている。

 現在区画整理地内には32戸、約124人が居住し、人口密度は1hあたり約3・6人。将来宅地の平均規模を330㎡をした場合、計画戸数は550戸で、仮に1世帯あたり3・1人とすると、計画人口は1700人で、密度は1hあたり約50人程度と見込んでいる。

 なお、富士河口湖町の本年度当初予算には小立土地区画整理事業負担金及び補助金として2億7742万5000円を計上。このうち負担金の内訳は、白木里宮線、西1号線、西2号線、区画道路などとなっている。


【写真=8月頃に道路改良工事】

【写真=雨水浸透施設(第2公園)】

8月頃に道路改良工事002397.JPG 雨水浸透施設(第2公園)002398.JPG

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