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山梨県峡東建設事務所

朝夕渋滞、早期解消へ/笛吹橋拡幅工を来月公告/県道道路改良も予定

2012/07/24 山梨建設新聞

 県峡東建設事務所は本年度の主要事業の一つ、国道411号笛吹橋拡幅工事(笛吹市石和町川中島)の公告を8月中旬に予定する。橋りょう拡幅工一式と、同橋拡幅製作及び架設工の2件を公告し、来年度末の完成を目指す。同橋周辺では、県道一宮山梨線道路改良工事(坪井~川中島)を計画。今月下旬にも入札公告し工事を実施する。続けて年内には同区間の舗装工事発注を行う。笛吹橋と一宮山梨線の一体的な整備により、更なる交通渋滞の緩和が期待できる。

国道411号笛吹橋(4径間連続非鋼製箱桁橋L177・8m、W13・8m)は、東詰めに新たに県道が交差することから、主交通となる国道の車の流れがスムーズに行われるよう、左折専用レーンを付加する橋りょう拡幅工事に実施する。上流側の歩道部分(ボックス桁に張出し工事)を付け加え、現在の歩道は車道となる。工事後の幅員は13・8mから16・05mと広くなる。また橋台下部工の一部を改修する。これに先立ち昨年度は、笛吹橋調査設計をサンポー(甲斐市竜王新町2277-15・055-230-6300)へ委託した。同橋は、1980年度に架設され、2007年度に耐震補強工事を実施している。

 また一宮山梨線は、国道411号と交差する路線で、2002年度から笛吹市一宮町坪井~石和町川中島間約800m間の交差部を笛吹橋東詰めへ取り付けるバイパス整備と歩道整備も含めた現道拡幅工事を行っている。これまで石和町川中島1工区舗装工事を中央舗道建設、一宮町坪井1工区道路改良工事を武藤工業、一宮町坪井地内の5道路改良工事を芦沢組土木がそれぞれ施工した。

県によると、笛吹橋東詰め周辺の直上流部は、朝夕の通勤時間帯に笛吹橋西詰めの川中島交差点を起点に渋滞が発生し、県道交差部まで影響が及んでいるという。


【写真=張出し工事を行う笛吹橋】


【写真=整備が進む一宮山梨線(坪井~川中島)】

張出し工事を行う笛吹橋002428.JPG 整備が進む一宮山梨線(坪井~川中島)002429.JPG

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