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県南5路線の整備要望/竜ヶ崎工事管内主要道路整備促進期成同盟会

2012/10/16 日本工業経済新聞(茨城版)

 県竜ヶ崎工事事務所管内の8市町村からなる「竜ヶ崎工事事務所管内主要道路整備促進期成同盟会」(会長・野髙貴雄河内町長)は15日、県庁を訪れ、国道125号、408号、主要地方道竜ヶ崎潮来線、取手東線、土浦竜ヶ崎線の5路線についてバイパスの整備促進などを求めた。

 当日は、野高会長をはじめ、副会長の田口久克稲敷市長、天田富司男阿見町長、遠山務利根町長、顧問の葉梨衛県議、山岡恒夫県議、細谷典男県議らが来庁。まず土木部を訪れ、続いて県議会へ要望。野髙会長は「この地域は都心や成田に近い。より交通網の利便性を良くしていただき、茨城の活性化が図れるよう、早急に対処していただきたい」とあいさつ。

 小野寺部長は「市町村長がこれだけの数で来るのは珍しい。熱意を感じる」とした上で、「少しずつ着実に整備したい。その中で用地買収は皆さまの協力が不可欠」と引き続き協力を求めた。

 要望のうち、国道125号バイパスでは、大谷バイパスの早期完成を美浦村が求めたほか、桜川・東バイパスの早期整備促進を稲敷市が要望。大谷バイパスは、美浦トレセンの進入口までの早期整備を強く求めた。

 国道408号バイパスは、狭あいな岡見地区バイパスの新規採択を牛久市が求め、角崎・松山地区の歩道整備を稲敷市が要望。竜ヶ崎潮来線バイパスでは、佐貫~若柴地区までの拡幅を龍ケ崎市が、下太田地区バイパスの早期整備を稲敷市が要望した。

 取手東線のバイパスは、2006年に開通した若草大橋とのアクセス道路でもある生板地区バイパスと羽中地区バイパスの早期整備促進を、河内町と利根町が要望。県によれば、生板地区は用地取得率が約6割。羽中地区は千葉竜ヶ崎線までを優先区間として整備するほか、低地の排水対策部分も今後設計して用地買収を進める意向。

 さらに上新町環状線(東工区)の早期整備促進を取手市が求め、県は市の協力で早期整備を進めたい考えを示した。

 最後に、阿見町が土浦竜ヶ崎線バイパスの整備促進を要望した。

 要望事項は次のとおり。

 ◆一般国道125号のバイパス整備促進

 ◇大谷バイパスの早期完成(美浦村)

 ◇桜川・東バイパスの早期整備促進(稲敷市)

 ◆一般国道408号の改良促進およびバイパスの新規採択

 ◇岡見地区バイパスの新規採択(牛久市)

 ◇角崎・松山地区(歩道整備)(稲敷市)

 ◆主要地方道竜ヶ崎潮来線のバイパス整備および改良促進

 ◇佐貫地区~若柴地区道路拡幅整備(龍ケ崎市)

 ◇下太田地区バイパスの早期整備促進(稲敷市)

 ◆主要地方道取手東線のバイパス整備および改良促進

 ◇生板地区バイパスの早期整備促進(河内町)

 ◇羽中地区バイパスの早期整備促進(利根町)

 ◇上新町環状線(東工区)早期整備促進(取手市)

 ◆主要地方道土浦竜ヶ崎線のバイパス整備促進

 ◇土浦竜ヶ崎線バイパス整備促進(阿見町)


【写真=全景】

野髙会長(左から4人目)らが小野寺部長へ要望013907.jpg

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