記事

事業者
千葉県環境生活部

メガソーラー、小水力3か所の事業者募集/富津、袖ケ浦、市原の企業庁管理地で

2012/10/26 日刊建設タイムズ

 県は25日、メガソーラー2か所と小水力発電設備1か所の設置・運営事業者の募集要項を公表した。民間事業者による新エネルギー導入プロジェクトを支援するため、企画提案方式により県有地での新エネルギー事業者を募集する。設置場所はいずれも県企業庁の管理地で、メガソーラーが「富津地区配管送電線用地」(富津市新富、君津市西君津)と「袖ケ浦浄水場」(袖ケ浦市台宿)、小水力発電設備が「古都辺取水場」(市原市古都辺)。発電出力は富津地区が3MW程度、袖ケ浦浄水場が1MW程度、古都辺取水が140KW以上。事業期間は20年。企画提案では、設置運営事業契約に係る納付金額を提案する。

 企画提案書の提出は、来月15日から21日の間で受け付け、現地説明会を実施した後、11月下旬から12月中旬に審査を行い、12月中旬に事業候補者を決定する。事業候補者は電力会社と系統協議を行い、接続契約・特定契約を結ぶ。その後、県企業庁が事業候補者の使用許可申請に基づき、来年3月までに使用許可を行う。

 応募資格は、法人その他の団体(個人での応募はできない)またはその連合体であって、募集要項に掲げる必要な条件を満たす者。小水力発電は、同種事業(過去10年以内に、減圧設備代替式または水圧管路式の小水力発電設備(出力100KW以上1000KW未満、年間発電量50万KWh以上で、運転開始後2年以上安定的に使用しているものに限る)の設計、建設、運転及び維持管理を行う一連の事業)の実績を有する事業者とする。

 第1次の書面審査と第1次通過者を対象とした第2次審査(ヒアリング)の2段階で実施し、①事業遂行能力②事業計画③地域振興策等④納付金等-の4項目について配点方式で行う。

 富津地区配管送電線用地は、所在地が富津市新富50-1、君津市西君津9-1ほか地先。敷地面積は約5万9935㎡。敷地の形状は細長い帯状の平坦地(幅員約17.5m)で、地目は雑種地。都市計画の用途地域は市街化区域、工業専用地域及び工業地域。年間使用料は1㎡当たり平均308.0006円を予定。現地説明会は11月1日に富津市総合体育館駐車場に集合し、午後1時30分ごろから始める。

 袖ケ浦浄水場は、所在地が袖ケ浦市台宿553-2地先。敷地面積は約1万2929㎡で、敷地は平坦と法面を形成している。地目は山林雑種地。都市計画の用途地域は市街化調整区域。年間使用料は1㎡当たり平均99.468円を予定。現地説明会は11月2日に同浄水場で午後2時に集合し、午後2時10分ごろから始める。

 古都辺取水場は、所在地が市原市古都辺600地先。発電機の設置スペースは約10㎡。発電方法は長柄ダムから取水する際の水圧・水量のエネルギーを有効利用し、管路内に発電機を設置して発電を行う。利用可能な水量は日量約9万立方m。年間使用料は1㎡当たり平均770円とする。最低納付金額は1KWh当たり5円。そのほか、流量を一定に保持する性能を有すること、系統電源の停電または発電機異常発生時などに、急激に取水流量を変化させない機能(緊急処理機能)を有すること、など。現地説明会は11月2日午前10時に同取水場に集合し、午前10時10分ごろから始める。

 【担当窓口】

 ▽富津地区配管送電線用地=千葉県企業庁地域整備部建設課管理調整室、〒261-8552千葉市美浜区中瀬1-3幕張テクノガーデンD棟4階、TEL043-296-8784、FAX043-296-6463、Eメール kg_kensetu

@mz.pref.chiba.lg.jp

 ▽袖ケ浦浄水場・古都辺取水場=千葉県企業庁管理・工業用水部施設設備課設備管理室、〒261-8552千葉市美浜区中瀬1-3幕張テクノガーデンD棟5階、TEL043-296-9219、FAX043-296-6484、Eメール kousui-inf@mz.pref.chiba.l

g.jp

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら