県江戸川下水道事務所は、「江戸川第一終末処理場」の沈砂池棟、汚泥処理棟、汚泥焼却炉、汚泥濃縮タンク、特別高受変電所などの各実施設計を進めている。設計はいずれも年度内に完了の見通しで、県の予算状況を見極めたうえで着工施設や時期を決めていく。なお、昨年度で着工した主ポンプ棟は2014年8月に工事が完了する予定で、その後、機械、電気設備工事に入る。
実施設計を進めている施設のうち沈砂池棟は、沈砂池の規模が処理場全体の約31万立方mのうちの約半分に当たる15万立方mの能力で、建屋の構造はRC造を予定。また汚泥処理棟は、1時間当たり10立方mの機械濃縮機2台と同880㎏-DSの汚泥脱水機2台を整備し、1台は予備とする。汚泥焼却炉は日量120t規模の施設1基を整備する。
江戸川第一終末処理場は、第二処理場が08年度に処理能力の限界を迎えることから、新たに整備を計画。事業区域は市川市下妙典及び本行徳の30.3haで、このうち敷地北西側の約10haを第1期区域として、2017年度の供用開始を目指して先行整備する計画。
主な設備は、主ポンプ棟、沈砂池、汚泥脱水機のほか、急速ろ過池、送風機、水処理施設など第1系列分を整備する。建設中の主ポンプ棟は処理能力が日量約15万5000立方mで、ポンプは37立方m×2台と74立方m×1台を設置する。建屋はRC造地下5階地上2階建て延べ1332.02㎡。設計は東京設計事務所(千葉事務所:千葉市中央区栄町36-10)が担当。工事は2011年12月の一般競争入札で清水・東亜JVが25億5500万円(消費税抜き)で落札し施工している。
同事業は、社会資本整備総合交付金を活用し、2011~15年度の5か年で284億3900万円の事業費を見込む。同交付金による事業別の内訳と事業費は、主ポンプ棟1棟、送風機棟1棟等に178億400万円、汚泥処理棟1棟、汚泥濃縮設備1池等に31億1300万円、監理棟土木建築・電気設備等に11億4700万円、場内整備工事に3億8000万円、高度処理施設1系列3万9000立方mに59億9500万円となっている。
処理場全体の処理能力は日量最大約31万立方mの計画で水処理は全体を8系列で行う。
以下、本年度の同処理場関連の主要な委託業務は次の通り。(①委託業者②落札金額③工期、落札金額は消費税抜き)
▽江戸川左岸流域下水道江戸川第一終末処理場第1放流幹線測量業務委託=①新都市測量設計②850万円③12月14日。
▽江戸川左岸流域下水道江戸川第一終末処理場第1放流幹線実施設計業務委託=①日本シビックコンサルタント(千葉支店:千葉市中央区富士見2-15-1)②2465万円③13年3月25日。
▽江戸川左岸流域下水道江戸川第一終末処理場流出渠実施設計業務委託=①千代田コンサルタント(千葉営業所:千葉市中央区栄町42-11)②1235万円③13年3月25日。
▽江戸川左岸流域下水道江戸川第一終末処理場沈砂池棟実施設計業務委託=①三水コンサルタント(千葉事務所:千葉市緑区おゆみ野3-35-2)②1684万4000円③13年3月25日。
▽江戸川左岸流域下水道江戸川第一終末処理場汚泥焼却炉実施設計業務委託=①日本水工設計(千葉事務所:千葉市中央区新町18-12)②3250万円③13年3月25日。
▽江戸川左岸流域下水道江戸川第一終末処理場汚泥処理棟実施設計業務委託=①日本水工設計②5300万円③13年3月25日。
▽江戸川左岸流域下水道江戸川第一終末処理場汚泥焼却炉実施設計業務委託=①東京設計事務所②2770万円③13年3月25日。
▽江戸川左岸流域下水道江戸川第一終末処理場汚泥濃縮タンク実施設計業務委託=①日本水工設計②1350万円③13年3月25日。
▽江戸川左岸流域下水道江戸川第一終末処理場特高受変電所実施設計業務委託=①日本水工設計②1170万円③12月4日。