横浜市では金沢八景駅周辺整備事業として、東口の土地区画整理事業、金沢シーサイドラインの国道16号線をオーバーパスし京急金沢八景駅への延伸、現在地下での東西通路は京急線を跨いで東西自由通路、そして鉄道駅総合改善事業費補助を適用された京急金沢八景駅駅舎改良(橋上駅化)等の整備及び促進支援を進め、さらに駅西側にある藁葺の家(写真)を中心に金沢八景西公園(仮称)の整備を行う。25年度事業の内訳は以下の通り。
区画整理事業は、3.4街区の一部の宅地整備、区画道路整備を行い、新たな仮設店舗の建設、支障となる建築物の移転を進める。すでに1街区で駐輪場、駐車場を備えたパチンコ店のビル建設が始まっているが、2街区の使用収益開始も予定している。
シーサイドラインの延伸は、①暫定駅耐震工事として、落橋防止構造工(連接ケーブル工、既設桁補強工)、変位制限装置工、基礎及び橋脚補強工②延伸工事として鋼製橋脚製作・設置工78t、場所打ち基礎杭(L=17m、4本)、基礎躯体工116?、土工300?③仮駅設置工事として場所打ち基礎杭(L=12m、4本)、土工288?、鉄骨工事70t、RC床版工を行う。設計は復建エンジニアリングが担当。
東西自由通路は、東口駅前広場から西口横浜市大側へ京急線を跨ぐ横断歩道橋を桁製作工一式、工場塗装工一式、輸送一式を行う。
京急金沢八景駅駅舎改良事業は、鉄道駅総合改善事業費補助対象で土地区画整理事業、駅前広場や自由通路の整備が駅周辺で行われる事業に適用される総合改善事業として、京急60%、国20%、横浜市20%が出資して行われる。
金沢八景西公園は、駅西側にある藁葺屋根の古民家を利用した歴史保存公園として整備する予定。