佐倉市は、今月23日に一般競争入札を行った「志津公民館等複合施設改築設計業務委託」の開札結果を公表した。入札には23社が参加し、綜企画設計(千葉事務所・千葉市中央区弁天2―13―16)が2289万円(消費税込み)で落札した(入札面に参加者)。予定価格は6121万5000円、入札書比較価格は5830万円、調査基準価格は4250万5000円だった。設計は、複合施設と自転車駐車場の基本・実施設計を行うもので、意匠設計、構造設計のほか、電気設備、機械設備、外構を含む一式での委託。
同事業は、京成志津駅周辺にある志津公民館、志津出張所、志津児童センターなど一連の建物が老朽化していることから、公民館、出張所、児童センター、図書館分室、地域包括支援センター、自転車駐車場の機能を集約した複合施設を建設する。
建設場所は同市上志津1672番7ほか地先。志津出張所及び京成志津駅北口自転車駐車場を取り壊し、その跡地と北側隣接地を取得し、用地を拡張のうえ整備する。
敷地面積は志津出張所用地1730㎡、京成志津駅北口自転車駐車場用地1138㎡の合計約2868㎡と、隣接の拡張用地を合わせ全体で4760・13㎡を見込む。
施設規模はRC造4階建て延べ約3000㎡の計画で、ほかにS造2階建て延べ約700㎡の自転車駐車場を整備する。駐車場の収容規模は自転車約300台と原動機付自転車約90台を予定。工事費は概算で約8億4700万円(消費税抜き)を見込む。
来年5月末日までに設計を完了させ、2014年4月に志津出張所と自転車駐車場の解体工事に着工。その後、同年7月に本体に着工し、15年10月の竣工、同年12月の供用開始を目指す。
施設には既存の志津公民館の機能のほか、志津出張所、志津図書館分館や児童センター、志津南部地域包括支援センターの機能を取り込む。