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国土交通省北陸地方整備局(建設)

伝送開始40分目標にKu-SAT設営訓練実施

2013/07/10 新潟建設新聞

 北陸地整信濃川河川事務所でこのほど、衛星通信設備の設営訓練が行われた。災害時の迅速な通信回線の確保を左右する「Ku-SAT」(衛星小型画像伝送装置)や衛星通信車等の器機操作の習熟度向上がねらい。長岡市の事務所構内の駐車場では、指揮者の声に従い、参加職員らが次々と器機の搬入や組み立てに取組んでいた。

 この訓練は、防災通信訓練要項(案)(2011年7月1日改訂・大臣官房技術調査課電気通信室)に基づくもの。大規模災害の発生を想定し、衛星回線を使用した通信設備による迅速な情報共有を最重要とする。

 本局企画部情報通信技術課以下、信濃川河川、湯沢砂防、長岡国道、三国川ダム管理、国営越後丘陵公園、北陸技術の各事務所が参加し、設定した訓練目標の達成に向けた操作に忙しく立ち振る舞っていた。

 衛星通信車は設営開始から画像伝送開始まで、30分が目標。また、災害現場での設置が簡易で、リアルな映像送信が可能。電話やFAXの受信も出来る小型の装置として近年幅広く利用されている「Ku-SAT」は、設営から画像伝送まで40分が目標値。さらに、両器機の設営手順の再確認や自治体への配信試験など、確実な実働に向けた訓練が展開された。

【写真=迅速な設営に向けて訓練を行う】

衛星設備設営(KuーSAT設営訓練005850.jpg

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