石和温泉駅南北自由通路の新設及び駅舎建替えについて笛吹市と東日本旅客鉄道(JR東日本)はこのほど、施行協定の締結を行った。総事業費は南北自由通路と駅舎補償、バリアフリー整備を含めて23・8億円。S造2階建てで延べ690㎡の駅舎など大半の施設はJRが施工する。同社では年内にも工事発注し、2014年度末の完成を目指す。
一方笛吹市では、南北自由通路整備に合せて、駅北側の国道140号からのアクセス道路のほか来年度に北口広場ロータリー(舗装・植栽・電線地中化共同溝・シェルターなど)を整備する計画。またアクセス道路は市道1537号で幅員12・5mで両側に2・5mの歩道を設置する。このほか街路灯やベンチ設置は今後検討をしていく。
施設概要は次のとおり(▽は各財産区分)。
◇規模
▽市施設=南北自由通路(笛吹市道1595号線)720㎡、延長109m(平坦部40m、階段部69m含む)、幅員6m・観光案内所79㎡・南側トイレ53㎡(多機能トイレ含む)・北側トイレ48㎡・防災倉庫53㎡
▽JR施設=駅舎690㎡・トイレ54㎡(多機能トイレ含む)
◇昇降施設
▽市施設=自由通路エレベーター2基(11人乗りで南北)・自由通路エスカレーター上下2基(南側東京方面)
▽JR施設=改札内エレベーター2基(11人乗り、上下ホーム各1基ずつ)
【写真=駅舎のイメージ】