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千葉県松戸市

デザインビルド公告/延べ約4万7000㎡で千駄堀新病院/松戸市/10月17~22日に参加表明

2013/10/03 日刊建設タイムズ


 松戸市は2日、(仮称)松戸市立千駄堀新病院建設事業の設計・施工一括発注公募型プロポーザルの手続き開始について公告した。10月17日から同22日まで参加表明書を受け付け、11月7日に参加資格適格(第1次審査結果)通知と技術提案書の提出要請を行う。技術提案書の提出期間は12月17日から同20日までで、年明け1月13日にプレゼンテーションを行い、同17日に優先交渉権者を決定し公表する予定。事業期間は2014年2月上旬から17年1月31日(設計業務の履行期間は15年2月27日)を最終期限とするが、提案により前倒しすることが可。また、上限提案価格は128億720万6000円(消費税を除く)とする。

 参加者は、単独企業または2社以上の特定建設工事共同企業体(以下、JV)とし、JVの場合は施工業務を行う者を代表構成員とする。設計業務を行う者(複数の場合は代表)は、03年4月1日以降に病院(病院機能の延べ面積2万㎡以上、または病床数250床以上)の新築、増築または改築工事の実施設計業務を完了した実績を1件以上有すること、同以降に日本国内において単独またはJV等の代表設計者として延べ面積2万㎡以上の免震構造の建築物の新築、増築または改築工事の実施設計業務を完了した実績を1件以上有することが要件。

 施工業務を行う者のうち代表構成員は、12・13年度松戸市入札参加資格者名簿に登載された者のうち建築一式工事の格付がAランクであること、経営規模等評価結果通知書・総合評定値通知書に記載されている建築一式工事の総合評定値(P)が1700点以上であること、建設業法の特定建設業の許可を受けていること、03年4月1日以降に日本国内において単独またはJVの代表構成員として、病院(病院機能の延べ面積3万㎡以上または病床数400床以上)の新築、増築または改築工事と同規模の免震構造施工実績を各1件以上有することが要件。

 事業場所は、千駄堀字天神脇978-3他。業務内容は実施設計業務、建築工事、電気設備工事、機械設備工事(衛生設備工事、空調設備工事)、外構工事。整備対象施設は病院の本棟及び管理棟、ポンプ室、マニフォールド室、駐車場、駐輪場、構内道路、緑化施設(既存樹林)、雨水抑制施設で、法定総延べ床面積は約4万7000㎡。

 内訳は本棟がRC造(免震構造)9階(PH+HP)建て延べ4万1228・47㎡、管理棟がS造(耐震構造)3階建て延べ4846・62㎡、ポンプ室や駐輪場等の付帯施設が163㎡、残りの約762㎡は地下に設ける雨水ピットの計装制御盤室や階段等のバリアフリー化等によるもの。

 開院は17年3月を予定しており、14年2月から15年2月までの13か月で実施設計、15年3月から17年1月までの23か月で工事を行い、開院までの1か月で引っ越し及び開院準備を行う。ただし、提案により事業期間の前倒しが可。評価値は600点満点とし、技術事項の評価に300点(能力の評価点55点、個別方針・技術力の評価点245点)、価格事項の評価に300点を配点する。

 同病院の基本設計は佐藤総合計画、医療機器や備品の調達、患者の移送・引っ越しなどの開設支援業務はアイテックが担当。また、審査委員会は、NPO法人卒後臨床研修評価機構専務理事の岩﨑榮氏を委員長、学校法人大阪滋慶学園・滋慶医療科学大学院大学教授の河口豊氏を副委員長とする学識経験者4人と、市立東松戸病院長の岩井直路氏、松戸市立病院長の江原正明氏など医療従事者3人、それに市の関連部局の職員3人で組織する。


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