高齢化した橋梁が増加するなか、県内自治体職員の点検技術向上を目的にした講習会が1日、三条市内で橋梁点検業務(開発技建が担当)を実施中の国道8号三条大橋(三条市上須頃)で開催された。北陸地整北陸技術事務所が開いた講習会には新潟市、新発田市、五泉市、燕市、三条市、見附市、田上町、弥彦村、刈羽村の自治体から職員が参加。職員らは橋梁上部から延びた点検車のブーム先端のゴンドラに乗り「ひび割れがないか」「サビが混じった水が出ていないか」など目視点検や点検ハンマーを用いてコンクリート損傷状況を確認する方法を学んだ。
北陸地整では2011年度から橋梁点検現地講習会を実施。現状では自治体職員が橋梁状況を直接点検する機会は少ないが、職員自ら橋梁を点検することで今後のメンテナンス・保全の時代への対応を図っていく。
【写真=点検車のゴンドラで点検】