今月2日に一部開通した市道下塩後22号線で甲州市は、県道白井甲州線と国道411号を結ぶ東第2工区(L550m、W17mで両側歩道含む)の整備を計画する。ただ整備計画地には宅地があるため市では来年度から地権者など関係者に説明を行う考え。
市によると事業予定期間は本年度から2017年度までとし、同区間の測量設計は7月下旬にアミノ測量(塩山西広門田269・電話0553-32-0381)へ委託。来年2月頃に仕上がるという。
下塩後22号線は塩後跨線橋と県道塩山勝沼線を結ぶ全長2・6㎞の道路。沿線中心には医療の拠点施設「塩山市民病院」、東山梨地域の防災拠点「東山梨消防本部」、日下部警察署塩山分署、大型のショッピングセンターなど主要機関があり塩山地区の東西を結ぶ幹線道路として整備が進む。
全区間のうち西工区(市道上於曽81号線)から西側L890mは2004年に供用を開始。また今回東第1工区(市道上於曽81号線の通称塩山BP~県道白井甲州線)のL310mが開通した。車道は片側1車線で幅員は2車線で計10m、歩道幅員は両側合せて7mの規模。2004年に着工し総事業費は7億6000万円にのぼった。
22号線の一部が開通したことで市民は「病院まで時間短縮が出来て非常に便利になった。国道411号まで繋がれば通勤が楽になるので今後の整備に期待したい」と話す。
【写真=一部開通した東第1工区(後部が2工区予定地)】