関東地方整備局の直轄工事現場における2013年度の盗難発生状況が10月末現在で71件となり、同時期の数字としては、00年度以降で最多となっている。敷鉄板、鋼材や電線類のほか、バックホウなどの大型建設機械なども被害にあっている。
71件の都県別内訳では、茨城が最多の35件だった。周辺に人家が少ない圏央道の現場などで多い状況にある。このほか、埼玉8件、栃木、千葉7件、東京、神奈川6件と続く。
具体的な事例としては、6月に千葉県富津市内の防災対策工事で、吹付機と発電機とをつなぐ電力ケーブルが切断され、盗難された。
神奈川県相模原市内の橋梁上部工事では、7月に4トンユニック車1台が盗難。現場作業所に駐車していたものだが、入口ゲートの鍵が切断されていた。