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茨城県取手市

取手市がウェルネスプラザと多目的広場の施設概要まとめる

2014/01/17 日本工業経済新聞(茨城版)

 取手市中心市街地整備課は、JR取手駅西口駅北土地区画整理事業のB街区(県学生寮跡地)に整備する「(仮称)ウェルネスプラザ新築工事・多目的広場公園整備工事」の実施設計を、山下・根本設計JV(㈱山下設計・㈱根本英建築設計事務所JV)で進めており、このほど施設概要をまとめた。ウェルネスプラザは、地上3階建て、延べ床面積約2900㎡とし、建物中央には幅員10m以上の屋根付き広場を設置する。来年度に工事を進め、2015年の完成を目指す。

 

 (仮称)ウェルネスプラザは、11年に策定した「取手駅北土地利用構想」におけるまちづくりの目標「~市民の健康を増進し、活力を創出する中心市街地~ウェルネス・タウン取手の創造」を実現するための中核的施設となるもの。

 約3600㎡の敷地に、地上3階建て、延べ床面積約2900㎡のプラザと、1800㎡の多目的広場公園を整備する。

 プラザには、健康づくり支援、子育て支援、市民交流支援などの機能を集約。建物中央には幅員10m以上の屋根付き広場を設置し、イベントなどへの利用のほか、多目的広場と一体的な活用も見込む。

 1階部分には、多目的ホールと健幸トレーニングジムを配置。多目的ホールは最大収容人数約400人。音響設備のほか、昇降舞台と電動式座席を備え、座席を並べた状態でも、平土間の状態でも利用できる形式とする。また親子観覧室も用意する。

 トレーニングジムは、通常のトレーニングマシンに加えてインナーマッスルを鍛える特殊なマシンも用意。ジム利用者のみならず、館外で汗を流した人も利用できるシャワー・ロッカールームを設置する。

 また駅前に生涯学習の場を提供するため、約100人まで利用できる講座室を配置。部屋を区切って少人数でも利用できる形とする。

 2階の保健センターは、市内2カ所の機能を集約。検診室、面談室、健幸増進室、健幸キッチンなどを利用しやすく配置した。

 3階には約300㎡規模でキッズプレイルームを用意。0歳~小学校低学年までの子どもが自由に遊べる施設とし、運動能力や知育発達を支援する。

 館内は全面バリアフリーとし、多機能トイレや授乳室を設置。また太陽光発電や雨水利用、LED照明を導入し環境に配慮するほか、災害時の一時避難所として、発電設備や防災倉庫を完備する。

 多目的公園は敷地南側に約1800㎡で計画。西側には屋根付きの屋外ステージを設置するほか、中央部を多目的で広がりのある芝生広場ゾーンとする。また植栽計画により安らぎを感じられる木陰を演出し、小径散策ゾーンを用意する。



【図=①(仮称)ウェルネスプラザ完成イメージパース②(仮称)ウェルネスプラザの主な階構成③屋根付き広場④多目的ホール】


取手市 (仮称)ウェルネスプラザ完成イメージパース図016638.jpg (仮称)ウェルネスプラザの主な階構成016639.jpg 屋根付き広場016640.jpg 多目的ホール016641.jpg

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