記事

事業者
神奈川県大磯町

大磯町のリサイクルC整備手法でPFI導入調査委託をプロポで公募

2014/04/09 日本工業経済新聞(神奈川版)

 大磯町は7日、リサイクルセンターの整備手法に関し、PFI導入の可能性について探るため、調査の業務委託を決め、公募型プロポーザルを用いた選定手続きを開始した。リサイクルセンターは、当初、二宮町に計画していたものの、共同でごみ処理に当たる平塚市を加えた1市2町で検討した結果、同町に整備することとなったものだ。

 リサイクルセンターは、空き缶やビン、ペットボトル、容器包装プラスチックなどの資源ごみを選別し、プレス・圧縮梱包などを行い、リサイクル事業者へ引き渡す施設。計画では、町と二宮町の「ペットボトル」と「容器包装プラスチック」を取り扱う。このほか、可燃ごみを一旦集約して大型車両へ積み替える「中継機能」と、町民が臨時に持ち込む粗大ごみなどを、積み替え保管する機能を併設する。

 当初、大磯町では、食べ物残りや野菜くずを発酵させることにより、バイオガスの回収や、堆肥として利用する厨芥類資源化施設の整備が決まっていたが、施設導入調査で、中間処理システム等に与える影響、生ごみ分別の精度、環境負荷の低減効果、経済性、実効性の観点から検証を行った結果、優位性が認められなかった事から、1市2町では、2月に整備の取りやめを決めるとともに、施設配置の役割分担を見直し、二宮町に計画しているペットボトル及び容器包装プラスチックを処理(再利用)するリサイクルセンターを大磯町に配置することとなった。

 公募型プロポーザルは、過去5年の同種の受託実績を条件に募集を始めた。18日まで受け付け、24日から5月9日まで企画提案書の提出を求める。審査は2段階で、1次の書類選考で市絞り、2次ではヒアリングを実施し、6月4日までに特定する。


紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら