一般国道403号小須戸田上バイパスの一部L700mが開通した15日、田上町主催の式典が催され、関係者らが開通を祝うテープカット、くす玉開披、交通安全パレードなどを行った。
開会に際し、佐藤邦義町長は、「国道403号の交通渋滞・交通事故の抜本的な解消に向け進められている本事業の全工程終了に至るまで皆様方の格段のご支援ご指導を賜りますよう、お願いします」と関係者らにあいさつ。
来賓あいさつでは、地元選出の金谷国彦県議会議員が、「県立加茂病院改築、県央第二次医療圏の病院再編を控え、救急医療で道路がいかに重要かを痛切に感じている」として、「1日も早い全線開通に向けて努力する」と誓いを新たにした。
高橋猛県土木部長は、「当地域の命をつなぐ道路として活躍するものと確信している。本バイパスはもとより新潟県民の暮らしと命を守る道路整備を着実に進めるため、引き続き努力してまいります」と述べた。
今回の開通区間(本田上工業団地前~主要地方道・新潟五泉間瀬線)の概要は延長L700m、幅員13・0m(車道2車線+片側歩道)。事業費として約11億円が投入されている。
同バイパスは、田上町羽生田から新潟市秋葉区矢代田まで延長L7・8kmの道路。このうち、新潟県が田上町側L5・03km、新潟市が新潟市側L2・75kmの施工を担当。
同区間の開通により、現道403号の交通渋滞緩和や交通事故減少のほか、湯田上温泉、本田上工業団地それぞれへのアクセス向上が期待されている。
協賛・施工会社は次のとおり。
▽小柳建設㈱(三条市東三条)▽㈱山内組(加茂市鵜森)▽㈱平成建設(田上町原ヶ崎新田)▽㈱越後交通鉄工所(長岡市千秋)▽中越大栄工業㈱(田上町田上丙)▽㈱涌井組(加茂市矢立)▽鈴喜建設㈱(三条市笹岡)▽㈱加賀田組(新潟市中央区万代)▽㈱見附舗道(見附市市野坪町)▽㈱小柳組(加茂市番田)▽㈱渡辺建材(加茂市鵜森甲)▽シダチョー建設㈱(加茂市大郷町)▽ムラタ興業㈱新潟支店(新潟市西区北場)
【写真=開通を祝うテープカット。佐藤町長があいさつ】