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神奈川県葉山町

葉山町が公共施設白書を作成

2014/05/20 日本工業経済新聞(神奈川版)

 葉山町では、町の公共施設の現状把握及び維持保全の課題を明らかにし、また、それらの課題を解決する基礎資料として位置付け、公共施設のあり方や維持保全等の計画の検討に活用するために公共施設白書を作成した。

 町の所有する公共施設は、半数以上が建築から30 年を経過しており、特に学校教育施設は、公共施設の総床面積の約60%を占め、その多くが昭和40 年代から50年代に建築され、40 年以上経過している。

 今回対象となる施設は、この白書では、役場庁舎等の行政系施設、学校等の教育施設、町内会館等の集会施設、福祉文化会館等の保健・福祉施設、公園内の管理棟等の建物を対象とする。公園及び緑地等で建物のない施設は対象とせず、公共施設のうち基盤施設である道路・橋梁及び下水道は、個別に長寿命化計画等を計画または検討しており、処理施設であるクリーンセンター及び汚水処理場は、施設や設備の特殊性から対象としない。

 今後は、将来のまちづくりを見据えた公共施設のあり方を検討し、公共施設の量の調整として総床面積縮減を目指し、質の向上では長寿命化、維持保全計画を進めていくとしいる。


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