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神奈川県横浜市

横浜市が寿町福会館・住宅再整備を公募型プロポで設計委託

2014/05/24 日本工業経済新聞(神奈川版)

 横浜市では、寿町福祉会館(仮称)及び寿町住宅(仮称)再整備工事に伴う設計業務委託を公募型プロポーザルで行うことを明らかにした。参加意向申込締切は30日正午まで。

 委託内容及び履行期限は、新築建物基本設計、仮設建物実施設計、既存解体建物実施設計を26年8月頃~27年6月まで。新築建物実施設計を27年7月~28年6月まで。解体工事監理28年4月~29年3月まで。新築工事監理29年9月~31年3月までとなっている。

 参加資格要件は、単体、2者の共同企業体どちらでも可。単体及び共同企業体の代表は所在地区分が市内で、登録が建築設計1位で細目に庁舎・学校・病院等が登録されているもの。一棟で延べ3,000平方m以上の新築、増築の実績他となっている。なお、共同企業体の構成員は市内でなくても可。

 寿地区は120件以上の簡易宿泊所が集中しており、昭和49年に開設した寿町総合労働福祉会館(RC造地下1階地上9階、延べ9,632平方m)は福祉施設と職業紹介所、市営住宅を抱合した総合施設であり、地域住民の生活環境及び福祉の向上に重要な役割を果たしてきたが、会館の耐震化検討を行った結果、早急な補強が必要と診断されたが、居ながらの耐震補強が困難なため、再整備(建替え)を実施する運びとなった。

 新たな会館の施設概要は、福祉施設各室は、診療所、公衆浴場、情報コーナー、活動交流スペース、作業室等が入り、延べ2,200平方m。市営住宅が1DK20戸、2DK30戸、3DK30戸で計4,750平方mとなる。当初予定では、RC造10階、延べ6,950平方mで、総事業費は26億円と算定している。

 解体・建築中の対応は、松影公園用地に仮設を設け、診療所等必要な機能を寿地区内で継続。市営住宅は市内の他の市営住宅に仮移転する。


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