北陸地方整備局北陸技術事務所は4日、本年度から新たに導入した衛生通信装置『Ku-SATⅡ』の設置および通信訓練を新潟市西区の同事務所構内で実施した。
訓練には下越地区の北陸地方整備局管内事務所から16人が参加。設営から通信、収納まで一連の流れを確認した。
同局では災害時に活用する衛星通信装置として電話や動画などを送信する『Ku-SAT』を配備しているが、本年度から新たに配備された『Ku-SATⅡ』では、電話、動画に加えIP伝送技術により、パソコンと繋いでメールやデータの通信が可能となる。また、平面アンテナを採用することで従来品よりも小型化した。
管内には、可運搬型19局、車載型4局が配備されており、配備早々となる4月には、石川県で国道157号の土砂崩れ現場へ出動している。
今後は、中越や上信越地区、富山、石川などでも同様の訓練が実施される予定。
【写真=一連の手順を確認した】