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群馬県前橋土木事務所

県前橋土木が5橋の補修工に着手

2014/06/18 群馬建設新聞


県前橋土木事務所は本年度、5橋梁(大渡橋、滝川橋、中央大橋、新箕輪橋、上毛大橋)の補修工事に着手する。主に桁の塗り替え工事や伸縮装置の更新工事などを行う。いずれも9月から10月に順次、指名競争入札あるいは条件付き一般競争入札で発注する。このうち、中央大橋は橋脚の耐震補強を技術力重視型の総合評価落札方式を適用させる考え。

県前橋土木事務所が本年度実施する橋梁補修工事は◇大渡橋◇滝川橋◇中央大橋◇新箕郷橋◇上毛大橋-の5橋梁。

大渡橋は、前橋市総社町と岩神町とをつなぐ主要地方道前橋箕郷線上の利根川へ1988年に架設されたL526m・W26mの7径間連続箱桁橋。本年度の工事は桁の塗り替えで、腐食などが進む表面の再塗装を施し、長寿命化を図る。工事は10月中に条件付き一般競争入札を2分割で発注する計画だが、今後、発注方式や分割数について検討していく。

滝川橋は、前橋市大友町地内を走る主要地方道前橋安中富岡線上にあり、74年に滝川へ架設されたL30・35m、W23・5mのI型合成桁橋(上路式)。補修は主桁の再塗装や伸縮装置の更新をメーンに実施する。工事は9月中に指名競争入札で発注する。

中央大橋は、前橋市大友町地内を通る主要地方道前橋安中富岡線のルート上にあり、73年に利根川へ架設された11径間規模の連続鋼箱桁橋とPC箱桁橋などで構成する複合橋梁。橋長は590・2m、幅員は20・8mとなっている。工事は支承の更新と下部工の耐震補強。下部工はP1、P2、P3の3基が対象で、いずれも巻き立て補強で耐震性を確保する。工事は10月中に技術力重視型の総合評価落札方式を適用させた一般競争入札を公告する。

新箕輪橋は、前橋市富士見町赤城山地内を走る主要地方道前橋赤城線上へ64年に架設。赤城白川の支川をまたぐL12・4m、W7・3mの単純RCT桁橋。漏水箇所に対処するため、橋面防水工を施し、施設の劣化を未然に防ぐ。8月中に指名競争入札で発注する予定。

上毛大橋は、左岸側の前橋市と右岸側の吉岡町とを結ぶ一般県道南新井前橋線上にあり、96年に利根川へ架設されたL534mの長大橋。今回改修するのは、東側の本橋との取付道路部分で、5径間連続RC中空床版橋のL78m・W21・8m区間が対象。工事は伸縮装置、支承、地覆の補修がメーンで、これから現地調査を行って補修箇所の選定を行う。発注は、9月に指名競争入札で予定している。


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