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日本光電工業が所沢にセンタ建設で知事報告

2014/06/23 埼玉建設新聞

 医療機器製造大手の日本光電工業㈱は20日、技術開発部門の西落合事業所(新宿区)の所沢駅前への移転・建設を決めた総合技術開発センタについて、上田知事に報告した。センタは12月着工、2016年春の完成および移転を予定している。総投資額は約70億円を見込む。施工者は未定としており、現在は設計を進めている段階という。

 日本光電工業の荻野和郎会長は「戦略的に世界をどう攻めるか。発想そのものをグローバルに考えなければやっていけない。いい技術を戦略を組み合わせて難しい時代を乗り切りたい」と意欲を示した。

 建設地は、所沢市くすのき台1-1。建物は10階建て、延べ床面積約1万5800㎡。移転にあたってのコンセプトは①新製品開発のスピードアップと競争力の一層の強化②セキュリティ強化・CSR推進③従業員の職場環境向上④所沢駅前再開発とのコラボレーション――としている。

 また、㈱西武プロパティーズ保有の西武第二ビル(所沢市くすのき台1-11-2)の1~4階部分約8000㎡を貸借。東中野事業所(中野区)、川本事業所(深谷市)、鶴ヶ島事業所(鶴ヶ島市)に分散している技術開発部門およびデザインなど関連部門を集約し、開発拠点とする。


【写真=上田知事に報告した日本光電工業の荻野会長】

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