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かながわ環境整備センターの第4、5区画の設計委託へ

2014/06/19 日本工業経済新聞(神奈川版)

 県環境農政局は17日、横須賀市芦名にある産業廃棄物処理施設「かながわ環境整備センター」の未整備区間の整備に向けた調査設計業務委託について、入札手続きを開始した。来年度以降の工事着手に備え、年度内に図をとりまとめる。

 かながわ環境整備センターは、公共関与による産業廃棄物最終処分場を建設し、安全性のモデルとして民間施設の設置を促進するとともに、産業廃棄物の適正処理を図ることを目的に設置され、平成18年から供用開始している。県内の事業所から排出される産業廃棄物のうち、焼却・破砕等の中間処理されたもので、燃え殻、汚泥(非水溶性無機性)、ばいじん、がれき類、鉱さい、ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くずを対象に処分している。

 全体の敷地面積は150、000平方mで、埋立面積50、000平方m、埋立容量は750、000立方mだ。第1から第7区画に分け受け入れ、現在は第3区画まで埋め立てが進んでいる。

 今回は未整備区画のうち第4・第5区画について設計図を描く。計画では、しゃ水施設10、3000平方m、浸出水集排水管460m、雨水・地下水集排水管460m、電気的漏水検知システム一式、区画堤2ヶ所を整備する。

 業務では、現地踏査をはじめ、既存埋立計画の再検討、埋立地造成形状の検討、雨水・地下水集排水施設、浸出水集排水施設、しゃ水工構造の選定とともに、しゃ水工の設計、区画堤の設計を手掛ける。

 参加募集に当たっては、県内に本店、支店または営業所を置く、廃棄物で参加登録をしている者を条件に付け手続きを開始した。開札日は7月7日、履行期限は27年1月30日。

 工事着手は来年度以降になる。


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