記事

事業者
神奈川県藤沢市

藤沢駅周辺再整備プロジェクト支援を公募型プロポで

2014/06/21 日本工業経済新聞(神奈川版)

藤沢市は19日、市都心部である藤沢駅周辺地区の再整備事業の一環として、駅北口デッキなどの再整備など都市基盤施設のプロジェクトを進めるための支援業務委託について、公募型プロポーザルを用い業者選定を行うこととし、募集手続きを開始した。

 藤沢駅はJR東海道線、小田急江ノ島線、江ノ島電鉄線の3線が乗り入れ、市役所が立地し、市が都心部に位置づける。市では、都心部である駅周辺の再活性化に向け、これまで25年10月に「藤沢駅周辺地区再整備構想・基本計画に基づく事業計画」を策定している。同計画は、行政、住民、地元経済団体、学識経験者、交通事業者と連携し、35年度頃を目標にまちづくりを進めていくというもので、市は、道路やペデストリアンデッキなどの基盤整備を担うほか、まちづくりの誘導策として、ガイドラインの作成、市庁舎建設に併せ、民間ビルの建替え支援、誘導を行いながら、周辺整備を図る。

 業務では、バスターミナルや商業施設に接続する北口デッキリニューアルの基本方針の作成をはじめ、駅北側のリニューアルとにぎわい形成にむけた計画等の作成 、公共空間を活用したにぎわい創出の仕掛け・エリアマネジメント等の検討、特殊街路の再整備計画の作成 、電線類地中化及び断面構成等の検討 藤沢北口南北線の整備手法等の検討を図る。

 募集に当たっては、市の入札参加にコンサルタントで登録している者で、国、地方公共団体の発注で、都市再生整備計画作成支援業務 コンパクトな都市構造形成等をめざした都市機能誘導計画等の作成業務 、エリアマネジメント組織立ち上げ支援業務 、道路の概略設計業務についてそれぞれ実績を有することを条件に付けた。

 26日まで募集要項の配布と参加表明書を受け付け、7月1日に参加の適否を決める。参加が認められた者は17日までに技術提案書を提出する。25日に結果通知するという流れだ。受託した事業者は、27年3月25日までにとりまとめる。


紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら