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茨城県つくばみらい市

つくばみらい市が子育て支援センターと給食センター整備へ基本計画費など6月補正予算案を公表

2014/06/28 日本工業経済新聞(茨城版)

 つくばみらい市は、6月20日に開会した市議会定例会に補正予算案を提出した。主なものでは、子育て支援センター設置と給食センター整備に向けた基本計画費をそれぞれ計上。総合運動公園では、958万円で多目的広場整備計画を見直す。また市内4保育園と伊奈公民館で、耐震化に向けた委託費を盛り込んだ。土木関係では、市道1-18号線の舗装補修に8000万円、福岡地区への工業用地整備関係に800万1000円など。

 

 民生費関係では、市の子育て支援の核となる「子育て支援センター」の設置に向け、基本構想・基本計画を策定する。完成すれば、子育て支援センターは市初の施設となる。

 また公立保育所の耐震化に向け、耐震診断済みの伊奈第1保育所(W造平屋建て、延べ483・60㎡)と伊奈第2保育所(W造平屋建て、延べ476㎡)は、実施設計費を計上。

 伊奈第3保育所(W造平屋建て、延べ498㎡)と伊奈第4保育所(W造平屋建て、延べ707㎡)では診断に着手する。

 (福)二輝会の「(仮称)アイリス陽光台認定こども園」新設には、1億7350万5000円を補助。

 土木費では、都市計画総務費に800万1000円を計上。福岡地区への工業用地(約32ha)整備に向け、本年度は地権者への説明会や意向調査、県や国との協議を進めていく。事業推進にあたっては、民間企業と連携した土地区画整理事業などを検討。5年前後での分譲開始を目指す。

 道路ストック点検事業では、城中地内をはしる市道1-18号線の舗装補修に8000万円を予算化。延長750mのうち300m分は昨年度に実施したため、今予算では、延長450mで工事を行う。

 このほか、福岡堰さくら公園の施設改修工事に2046万6000円を盛り込んだ。

 教育費では、学校給食センター整備に向けた基本計画策定費を計上。現在市の給食を賄っている2つの給食センターでは4500食の調理が可能だが、将来の児童数予測によると、18年度には調理可能数を超えることが判明したため、今後の学校給食に対する考え方、整備手法、整備手順などを検討し、基本計画をまとめる。

 また、19年の茨城国体開催前に開かれるデモンストレーションスポーツの開催を誘致している総合運動公園で、多目的広場と駐車場の整備計画を一部見直す。本年度に基本設計を策定するため、958万円を計上した。

 伊奈公民館は、利用者の安全のため、耐震化に向けた診断に着手する。施設は、1970年築のRC造2階建て、延べ824・97㎡。

 介護保険特別会計では、小規模多機能施設「どんぐり倶楽部」への施設整備交付金に529万2000円を盛り込んだ。

 補正予算案の主な内容は次のとおり。

 【総務費】

 ◆財政管理総務・ふれあいコミュニティ補助=100万円

 ◆庁舎管理事業・エアコン購入=49万9000円

 【民生費】

 ◆児童福祉総務

 ◇子育て支援センター基本構想・基本計画策定業務委託=888万9000円

 ◆認定こども園等施設整備補助事業・補助=1億7350万5000円

 ◆公立保育所耐震化事業

 ◇伊奈第3保育所耐震診断業務委託=290万6000円

 ◇伊奈第4保育所耐震診断業務委託=352万1000円

 ◇伊奈第1保育所耐震補強等工事実施設計業務委託=345万6000円

 ◇伊奈第2保育所耐震補強等工事実施設計業務委託=364万円

 【農林水産業費】

 ◆水田農業構造改革対策・経営所得安定対策直接支払推進事業費補助=100万円

 ◆農業経営対策事業総務・経営体育成支援事業補助=1501万円

 【土木費】

 ◆道路ストック点検事業・舗装補修工事=8000万円

 ◆都市計画総務・都市計画区域見直し業務委託=786万3000円

 ◆福岡堰さくら公園親水施設改修事業・工事=2046万6000円

 【教育費】

 ◆教育委員会事務局事業

 ◇PCB廃棄物処理業務委託=246万5000円

 ◇学校給食センター整備基本計画策定業務委託=503万3000円

 ◆小学校管理事業・管理業務委託=100万8000円

 ◆伊奈公民館施設維持管理・耐震診断業務委託=989万3000円

 ◆総合運動公園多目的広場整備事業

 ◇総合運動公園多目的広場用地調査業務委託=958万円

 【介護保険特別会計】

 ◆地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金=529万2000円


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