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茨城県茨城港湾事務所

茨城港湾事務所技佐兼日立港区事業所長の草野一夫氏インタビュー

2014/07/01 日本工業経済新聞(茨城版)

 「港湾の整備は事業費が莫大にかかる。建設現場が海のため気象海象条件に大きく左右される。工事は、太平洋の波が荒れる時には素直に引いて、穏やかな時は一気に攻めていく」。『海と喧嘩はするな』と自身の先輩から教わった貴重な言葉を胸に、日々の業務に励む。

 1974年に潮来土木事務所に入庁。以後、水戸土木事務所、港湾課、検査指導課、道路維持課、鹿島港湾事務所などを経て現在に至る。潮来土木事務所在任時には、2002年FIFAワールドカップ開催にあわせて、県立カシマサッカースタジアム周辺の道路4車線化整備に携わった。工事の本数も多く、関係機関との調整に苦労したと話す。

 事業所管内は、久慈川以北の太平洋沿いに広がる3港湾(日立港区、川尻港、河原子港)および5つの漁港(平潟漁港、大津漁港、会瀬漁港、水木漁港、久慈漁港)を含む広範囲に渡っており、港湾・漁港の整備や維持管理に努めている。東日本大震災では、岸壁などの港湾施設が津波や地震により多大な被害を受けたが、漁港の一部を除いて、本年度中に復旧工事を完了する目途が立った。

 本年度の主な事業は、引き続き、港湾・漁港の復旧工事を進めていく。また、通常事業としては外港地区の沖防波堤(900m)のうち、残り280mの整備促進を図る。さらに第1ふ頭地区で必要な水深を確保するため浚渫工事を実施する。津波・高潮対策事業では、日立港区、川尻港、河原子港で擁壁や護岸の嵩上げなどを行い、津波からの安全確保に備える。

 このほか、現在建設中の第3ふ頭地区整備工事において、今年の7月から第5ふ頭地区の東京ガス(株)のLNG基地建設工事により発生する、泊地の浚渫土砂の受け入れを開始することとなっている。

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 1955年8月24日生まれの58歳。茨城町在住で妻、父、母の4人暮らし。水戸工業高校土木科卒。

 趣味は、軟式野球とゴルフ。軟式野球は同じ世代を集めた地元のチームで外野手としてグラウンドに立ち白球を追う。ゴルフは最近少なめと話すが、仲間との親睦を深めるひとときを楽しんでいるという。モットーは、仕事で忙しくても「何事も明るく元気に取り組む」こと。余暇で楽しむスポーツから学んだものだと笑顔で話す。


【写真=草野一夫所長】

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