県土木部営繕課は、美浦特別支援学校普通教室棟(美浦村土屋笹山)と古河中等教育学校多目的教室棟(古河市磯部)の増築に向けた基本・実施設計の公募型指名競争入札を公示し、24日をめどに参加表明を受け付けている。いずれも県内コンサルによる2社編成JV。10者程度選定して指名通知し8月19日の開札で設計者を決める。その後、両校とも、本年度中に設計をまとめ、来年度から着工予定だ。
美浦特別支援学校は、県南地域を学区として1987年(昭和62年)に開校し、現在270人の児童生徒が在籍。今回、児童生徒数の急増により、普通教室が不足していることから、増築することになった。
敷地3万8492㎡のうち、体育館とグラウンドに挟まれた高等部棟南側の駐車場に、RC造3階建て延べ1500㎡程度で建設予定。小中学部が6室、高等部が10室。そのほか小学部教材室、多目的室を置く。概算事業費は4億4000万円。
設計の予定価格には税込み3823万2000円を設定。
まず代表構成員には、一級建築士3人以上の所属を求めたほか、RC造延べ500㎡以上の同種実績、RC造延べ750㎡以上の類似実績を求めている。代表構成員以外の構成員には、一級建築士の所属を求めた。
一方、古河中等教育学校は、中学校と高校の6年間を一体的に捉えた中高一貫教育校として昨年4月に開校し、現在240人の生徒が在籍。今回、研究発表などを行う多目的教室や図書館移設のため、多目的教室棟を増築する。
敷地6万5407㎡のうち、体育館とグラウンドに挟まれた場所に、RC造2階建て延べ1000㎡程度で建設予定。多目的教室や図書室、少人数教室を置く。概算事業費は2億8000万円程度。
設計の予定価格は税込み2980万8000円。
代表構成員には、一級建築士3人以上の所属を求めたほか、RC造延べ500㎡以上の同種実績、RC造延べ500㎡以上の類似実績を求めた。代表構成員以外の構成員には、一級建築士の所属を求めている。
両校とも、24日をめどに参加表明を受け付けており、10者程度選定した後、指名通知。そして8月18日まで入札参加を受け付け、同19日に開札。設計者を選定する。その後、本年度中に設計をまとめ、来年度から着工予定だ。
【位置図=美浦特別支援学校】