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神奈川県横浜市

横浜市が市民病院再整備基本計画で市民意見募集を開始

2014/07/19 日本工業経済新聞(神奈川版)

 横浜市病院経営局では、市民病院再整備については、数箇所を候補地として検討してきたが、横浜市市民病院再整備検討委員会の報告書で、「三ツ沢公園について、病院敷地との交換による再整備など都市公園法の課題解決に向け検討を行う」とし、関係部局との調整を重ね、公園面積を減少させない方策や代替地に関する検討を進めてきた結果、「現三ツ沢公園の一部及び隣接する民有地」を移転候補地として、地権者である古河電気工業㈱と、このほど用地取得協議のための覚書を締結した。

 建設予定地は、神奈川区三ツ沢西町66-1の13,000平方m、神奈川区の民有地は同34-10の11,200平方m、西区の民有地は西区宮ヶ谷25-6の5,600平方mで合計約30,000平方mとなる。

 事業規模は、病床数は650床で、うち感染症病床26床で、救急医療センターとICU,NICU等の特定の機能を有する病床を増床する。計画外来患者数は1 日1,200人程度を想定、診療科数は33科だが、機能に応じて再編を検討する。延床面積は60,000平方m以上。

 建物は、敷地の神奈川区側が地上8階建に診療機能、西区側に5階建に管理機能を配置する。診療棟については、免震構造を採用する。なお、診療棟の一部をニッパツ三ツ沢球技場への日照を配慮し低層とする。また、レストランなどの利便施設を公園側に配置、病院敷地内へのバスロータリーの整備を行う。

 整備手法は、土地引き渡しが着工直前になることから、設計と施工を分離して発注する従来方式により整備する。

 今後のスケジュールは、市民意見募集を8月20日まで行い、その後基本計画を策定し、26年度下期に基本設計を発注、28年度に実施設計、29年度後半に工事着手し32年度はじめの開院を目指す。


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