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神奈川県横浜市

横浜市が寿町総合労福会館再整備でファミリー向け住宅を整備

2014/07/02 日本工業経済新聞(神奈川版)

 横浜市中区の寿地区は120件以上の簡易宿泊所が集中しており、昭和49年に開設した寿町総合労働福祉会館(RC造地下1階地上9階、延べ9,632平方m)は福祉施設と職業紹介所、市営住宅を抱合した総合施設であり、地域住民の生活環境及び福祉の向上に重要な役割を果たしてきた。会館の耐震化検討を行った結果、早急な補強が必要と診断されたが、居ながらの耐震補強が困難なため、再整備(建替え)を実施する運びとなった。現在、設計業務を公募型プロポーザルでおこなっており、8月に決定する。

 新たな会館の施設概要は、福祉施設各室は、診療所、公衆浴場、情報コーナー、活動交流スペース、作業室等が入り、延べ2,200平方m。市営住宅が1DK20戸、2DK30戸、3DK30戸で計4,750平方mとなる。施設全体では、RC造10階、延べ6,950平方mで、総事業費は26億円と算定している。事業手法については、会館再整備は直接発注方式で行う。

 解体・建築中の対応は、松影公園用地に仮設を設け、診療所等必要な機能を寿地区内で継続。市営住宅は市内の他の市営住宅に仮移転する。

 事業スケジュールは、26年度に基本設計、27年度に実施設計、28年度解体、29・30年度で建築工事となっている。

 今回事業評価において意見具申に対する対応状況は、寿地区の現状を踏まえ、再整備事業において、ファミリー向け市営住宅を整備し、地域の活性化に向け寄与するとしいる。


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