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神奈川県横浜市

横浜市の地下鉄3号線延伸計画は地質を国土、検討をパシコンで

2014/07/25 日本工業経済新聞(神奈川版)

 横浜市都市整備局では、本紙既報(7月7日付)通り、高速鉄道3号線の延伸(あざみ野~新百合ヶ丘)の調査に着手することを正式に明らかにした。

 調査内容は、①路線検討はパシフィックコンサルタンツ=全線の概ねのルート等の検討、委託金額は246万円②地質調査は国土エンジニア=ボーリングにより地盤構成を調査(横浜市域のみを実施)、委託金額は600万円③空中写真測量は冬季に実施する。なお調査期間は26年8月から27年3月まで。

 広域的ネットワーク及び地域の活性化にも重要な鉄道として、高速鉄道3号線延伸(あざみ野~すすき野付近~新百合ヶ丘)を運制審第18号で位置づけ、かつ事業として採算性が比較的高いことから優先度の高い路線として、林市長が市議会のおいて明らかにしてきたが、今回コンサルに委託したことにより、正式発表となったもの。

 高速鉄道3号線(あざみ野~すすき野付近~新百合ヶ丘)は、市営地下鉄ブルーラインと同じ普通鉄道を想定し、需要規模は、45~53千人/日で、全線シールド工法と山岳工法を併用した場合で試算し、概算事業は1,300億円から1,500億円と見込む。累積資金収支は23年~31年目で黒字転換すると試算している。


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