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横浜市が金沢シーサイドライン延伸新駅基礎杭を近々に発注

2014/08/26 日本工業経済新聞(神奈川版)

 横浜市道路局では、金沢シーサイドライン暫定金沢八景駅から16号線をオーバーパスし、京急金沢八景駅までの整備事業を進めているが、近々にも新駅の基礎杭を発注することになる。

 この延伸事業の規模は、整備延長は300mで、改修区間は既設橋梁耐震補強、連絡通路撤去、既存駅撤去部150m、延伸区間は新駅が75m、軌道部橋梁が75mとなっている。

 昨年度から今年度はじめにかけて、暫定駅橋脚補強工、杭基礎・鋼製橋脚工等を公告してきたが、いずれも不調に終わり、発注計画の手直しを進めてきたが、今回、新駅の基礎杭5本を公告する運びとなった。引き続き同じく基礎杭5本を発注する。その後、16号線手前の既設の杭と門型となる杭基礎と16号線横断部の鋼製橋脚製作・設置工を一括しての発注を行う。

 また、新駅の建築物については、横浜市からの委託で㈱横浜シーサイドラインからの発注となる。

 金沢八景駅周辺関連事業の概要は次の通り。

▽金沢八景駅東西自由通路=シーサイドライン延伸事業にあわせて京急金沢八景駅の駅舎橋上化の検討を進めており、この乗換利便性の向上と京急八景駅の東西地域の連絡(現在は地下通路)を強化する目的で、歩道橋を整備する。有効幅員4.5m~10m、延長100m、エレベータ東西各1基、施工期間は26年度から28年度を予定。都市整備局が担当。

▽金沢八景西公園(仮称)=認定歴史建造物に指定されている旧円通寺客殿を周辺の敷地ととともに一体的に保存・活用し、駅周辺の環境を保全するために風致公園として整備。面積6000平方m、整備内容認定歴史建造物約140平方m、園庭、防災工事、施工期間26年度から28年度。基本計画は都市計画研究所が担当。


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