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千葉県我孫子市

調査・基本設計プロポ/手賀沼親水広場活用/県からの移譲想定し我孫子市

2014/08/26 日刊建設タイムズ


 我孫子市農政課は、手賀沼親水広場等活用計画調査及び農業拠点施設等基本設計業務の公募型プロポーザルを実施する。手賀沼親水広場の建物、土地及び付帯施設の県からの移譲を想定して、その活用案を作成するとともに、手賀沼の水質保全啓発機能及び農産物直売所を柱とした農業拠点施設等として活用するための基本設計を行う。

 参加資格要件は、同市の入札参加資格者名簿(委託)に「調査・計画」で登録があること、過去5年以内に自治体の農業振興を含めた地域振興計画等の策定業務を直接受注した実績があること等。9月17日まで企画提案書を受け付け、同30日にヒアリングを行う。

 業務内容は、①手賀沼親水広場等活用計画案の作成②農業拠点施設等基本設計書の作成③農山漁村活性化プロジェクト活性化計画案の作成④各種会議への出席と助言及び報告書作成⑤その他、業務に関する提案及び支援。履行期間は契約締結の翌日から2015年2月27日まで、予定価格は600万円(消費税を含む)以下とする。

 手賀沼親水広場等活用計画案の作成では、国、県、我孫子市が定めた法令等及び各種行政計画等の内容を調査・把握し、併せて周辺自治体の各種計画や施策、事業等についても調査・把握したうえで、活用計画案を作成。

 農業拠点施設等基本設計書の作成では、農業拠点施設として活用するための基本設計(農業拠点施設等の運営方針及び基本構想図の作成、概算整備費及び付帯設備費の算定、工期の検討、管理運営コストの検討を含む)を作成。その際、外壁、防水、給排水、電気、空調等の現施設設備の機能を調査・分析し、施設の老朽化対策、長寿寿命化対策、エネルギー効率化対策等の措置を講じるものとする。

 それらを踏まえて、農山漁村活性化のための定住等及び地域間交流の促進に関する法律に基づく、農山漁村活性化プロジェクト活性化計画案を作成する。

 手賀沼親水広場(我孫子市高野山新田193)は、広さ約3・3haの敷地に「水の館」と「広場」が設置されており、水と親しみながら水と人とのかかわりを学ぶ、手賀沼浄化を考える拠点施設として1991年6月にオープンした。

 水の館の規模は、RC造3階建て、建築面積1134・2㎡、延べ2354・1㎡。展示ホール、資料室、特別展示室、研修室、プラネタリウム室、展望室、管理室等を備えている。また、広場には手賀沼の原風景をイメージした5000分の1のミニ手賀沼、エントランス広場、ふれあい広場、青空広場、じゃぶじゃぶ池、水の広場、園路、植栽等が整備されている。


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