㈱E&CS(本社:神奈川県川崎市高津区、社長・沼口栄助氏)は、耐震補強用高性能接合部材「ディスクシアキー」を今年度から大幅に適用範囲を拡大している。
同社は平成24年4月からディスクシアキーの販売を開始し、これまでに2万8,000本(26年8月31日現在)の販売実績がある。また、あらゆる耐震補強に適用できるようになったことを受け、新たな販路を構築し、年間5万本の販売を目指すという。
ディスクシアキーは飛島建設㈱、㈱大本組、サンコーテクノ㈱の3社が開発し、同社が販売。現在、㈱コンステック、ショーボンド建設㈱など3社と代理店契約を結び、全国で販売攻勢をかけている。
ディスクシアキーは「内付け補強」から「外付け補強」まで建築物の耐震改修に適用が可能で、特に補強部際の間接接合で難しいとされていたSRC造建築物やコンクリート強度の低い建築物に適用できる画期的な接合部材だ。一般社団法人・建築研究振興協会より技術(性能)を取得し信頼性が高い。学校や庁舎のほか、裁判所、病院など公共施設に多く適用されている。
同社は「ディスクシアキーの販売拡大を通じ、耐震補強が困難な建物にも積極的に展開することで、耐震性の低い建物の耐震化に貢献していきたい」と抱負を述べた。