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東日本高速道路(株)新潟支社

高校生がトンネル工事のを現場見学

2015/03/21 新潟建設新聞

 新発田南高校土木科の2年生が19日、磐越自動車道で進む吉津トンネルの工事現場を見学した。技術者育成支援を目的にネクスコ東日本新潟支社が企画し、施工者である清水建設の現場代理人らがトンネルの施工方法や大型重機など、生徒に特別授業を行った。

 吉津トンネルは、NATM工法によりトンネル延長952mのうち、現在までに約680mを掘削。5月末ごろの貫通を目指している。トンネルと平行して進められる<ルビ>五十母川橋<いそもかわばし/ルビ>の下部工とともに2016年6月の完成を予定する。

 見学後に建設業を志す生徒は「最初は建築を志望していたが、土木に興味を持って、今回の見学でさらに興味が沸いた。将来の仕事にいかしたい」と話す。

 臨時講師を務めた現場代理人の大原誠作業所長は「弊社では『子どもたちに誇れるしごとを』をキャッチフレーズに施工している。生徒たちも見学会を通じて、何に対しても前向きで自分が誇れる仕事に就いてほしい」と語る。

 ネクスコ東日本新潟支社によると、吉津トンネル工事の現場見学会は5月から開始し、県内の工業高校生や小中学生、地元住民ら400人が訪れている。

【写真=トンネル工事の最前線を見学する高校生】

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