五霞町(染谷森雄町長)の2015年度予算が明らかになった。主な事業では、中央公民館の耐震補強などに2億1384万円、環境浄化センターの水処理電気設備更新などに2億700万円、圏央道インターチェンジ周辺地域整備事業に2億217万円、町道5号線道路整備事業に1億5000万円、川妻浄水場と取水場の電気設備更新に6500万円を計上している。
一般会計の総額は46億7500万円で、認定こども園整備や五霞インターチェンジ関連の補助金が要因となり、前年度比16・6%の増。それに伴い、普通建設事業費も同比4・5%増の2億6971万円となった。
中央公民館(小福田148-1)では、本館(1979年築、RC造3階建て延べ2120㎡)の耐震補強と、隣接する講堂(79年築、RC造平屋〔一部2階〕建て延べ736・2㎡)の天井改修に取り掛かるため、2億1384万円を盛り込んだ。2件別々で早期に発注となる見通し。
29日開通の圏央道五霞インターチェンジ周辺の開発に関しては、ことし1月18日に設立した土地区画整理組合への補助金として2億円を設定。新年度から、業務代行者の清水建設㈱関東支店(埼玉県さいたま市)による造成工事が始まる。ほかに道路築造や上下水道工事などが、別途組合から発注される見込み。
町道5号線整備事業(L約1㎞)には1億5000万円を投じ、工事(横断管渠工L17m、道路改良工)と用地買収(主に幸主地内)を進める。
下水道施設では、環境浄化センター(原宿台2-27-4)の水処理電気設備更新に1億1400万円を予算化。第1四半期の発注を想定。加えて、14年度に不調となった管理汚泥棟(RC造地上2階地下1階建て延べ1401㎡)の耐震補強(9000万円)も、新年度の早いうちに発注となるもよう。
また、上水道施設では川妻浄水場(川妻953)と取水場の電気設備更新を実施するため6500万円を計上。これも第1四半期中に一括で発注予定。
そのほか、認定こども園等整備事業補助金として2億6792万円を設定。社会福祉法人博愛会(荒川博之理事長)が新設を計画している「川妻認定こども園おひさま」の建設費に充てる。同施設は川妻保育園と五霞第一幼稚園を統合するもので、計画規模はSRC造平屋建て園舎864㎡、テラス275㎡。