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大月バイパスに16・7億円/山梨県の直轄道路改築箇所

2015/04/15 山梨建設新聞

 国土交通省は、山梨県内における2015年度の直轄道路改築事業箇所をまとめた。中部横断自動車道の南部町~市川三郷町には313億円を配分し、改良、橋梁、トンネル工事などを推進。国道20号では大月バイパスに16億7200万円を配分し桂川の橋梁工事などを実施する。

 中部横断道の山梨県内区間のうち、富沢IC(南部町)から六郷IC(市川三郷町)まで約28㎞が直轄。15年度も調査設計、用地買収、改良・橋梁・トンネル工事を進める。関東地方整備局が県に通知した事業計画によると、工事は富沢IC~南部IC間で塩沢トンネル工(L649m)などを予定。南部IC~身延IC間では富士川橋(L995m)の上下部工などを、身延IC~六郷IC間では改良工などを計画している。富沢~六郷間は17年度の開通(2車線)が目標。

 一方、中部横断道で長野県へ向かう長坂~八千穂区間では、計画段階評価の次の段階である都市計画・環境アセスメントのため調査を行う。

 国道20号大月バイパスは2工区(L1・5㎞)の整備を推進しており、県に通知した事業計画によると、15年度は桂川橋の下部工・上部工、JR横断函渠工、花咲地区改良工、道路設計、埋蔵文化財調査、花咲地区用地買収を推進する。同バイパス2工区は18年度の開通を目指している。

 改築事業ではそのほか、①国道20号新笹子トンネル(大月市笹子町~甲州市大和町初鹿野。L3・3㎞)の改修に1億8000万円②国道20号新山梨環状道路(北部区間)に3000万円③国道52号上石田改良(甲府市)に8300万円④国道138号新屋拡幅(富士吉田市)に7000万円⑤国道139号都留バイパス(都留市)に4300万円。

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