新潟市水道局は25日、２０１５年度の指定給水装置工事事業者表彰式を執り行った。本年度は「水道管敷設工事部門」に５社、「緊急修繕協力部門」で７社、「給水装置工事部門」には９社―の延べ21社が優良工事店の栄誉に輝いた。また、昨年11月の長野県神城断層地震で被災地の災害復旧に尽力した１団体、６社に特別表彰として感謝状が贈呈された。

　井浦正弘水道局長は、「表彰が励みとなり、業界全体のレベルアップに期待する。時代に対応する事業運営が求められ、高い技術を持った皆様の協力が不可欠となる。受賞を機会にさらに技術力向上に努め水道事業への協力をお願いしたい」と要請した。

　また水道管布設工事部門で表彰された早川設備の早川喜一専務は「優良工事店の名に恥じることの無いよう日々努力し、安全な水道と安定供給に、さらなる安全の徹底と技術の向上に努めたい」と謝辞を述べた。

　特別表彰を受賞した新潟市管工事業協同組合の坂井隆之理事長は「災害の支援は、協定に関わらずライフラインを預かる者として当然の責務。中越、中越沖地震の際に全国から支援を受けた新潟として、ご恩を返すために被災者の下へ一刻も早く安心を届けなければならない。災害は忘れたころにやってくると言われ、避けて通れない。いざと言う時には、いつでも支援できるよう職務に付く所存である」と決意を述べた。

【写真＝受賞者一同で記念撮影】