桜川市の6月補正予算案が11日、承認された。主なものでは、桜川筑西インターチェンジ周辺地域開発に向けての計画・測量・設計に1億2400万円、幼保一体化推進事業で工事に3062万2000円、ため池整備事業に3231万円、(仮称)桜川市立病院の基本計画策定に2613万4000円を計上したほか、桃山小中一貫教育校の設計に2カ年継続費9277万円(15年度=2593万円、16年度=6684万円)を設定している。
一般会計に2億9887万5000円を追加し、当初からの総額を162億9571万1000円とした。
まず総務費では、北関東自動車道の桜川筑西インターチェンジ周辺(長方地区)開発整備計画で、幹線道路と調整池の実施設計費約7000万円と、全体測量費約5000万円を盛り込んだ。測量と設計は一括でなるべく早く発注したいとしている。
筑西市の新中核病院と歩調を合わせ、長方地区か高森地区に建設する(仮称)桜川市立病院の整備事業では、基本計画策定委託料として2613万4000円を予算化。病院の機能や診療科、病床規模などを定めるもので、間もなく発注される。なお本年度は基本設計まで策定する方針。
民生費では、幼稚園と保育所の再編統合を進める幼保一体化推進事業で、当初予算の工事費3069万8000円に今補正で3062万2000円を追加。
概要は、やまと幼稚園(やまと保育所と統合)、岩瀬保育所(坂戸幼稚園と統合)、東部保育所(北部保育所と統合)でそれぞれ改修に取り掛かるもの。
農林水産業費では、土地改良事業の農道整備事業(大泉地区、L442m)を含む農地関係事業で、工事費2041万円と測量設計委託料190万円を計上。
同じく土地改良事業でため池整備事業(西飯岡地区、護岸工A968㎡)は、工事費3081万円、測量設計委託料150万円とした。
さらに、かんがい排水事業で桜川の青木地内に設置されている取水堰の改修設計に350万円を配分している。
教育費では、桃山小中一貫教育校建設のための基本・実施設計委託料として、16年度までの2カ年継続費で9277万円を設定。
これは、桃山中学校(真壁町伊佐々158)の敷地内に真壁小学校と紫尾小学校を統合した小学校棟を建設するもので、近く設計にかかわるプロポーザルの手続きが開始となる見通し。
またこれに関連して、5月に専決処分した補正予算では、真壁小の補強工事に1363万円を計上。前述のとおり統廃合するため、通常の耐震化は行わず簡単な補強を施すという。