新潟国道事務所は、新発田南高校の進路講演会に同事務所の女性職員を派遣した。講師を務めたのは、新潟国道事務所計画課企画係の今佐和子氏。
進路選択が迫る高校3年生に自身の経験談を交えて土木の仕事で働く魅力を伝えた。
新発田南高校の土木工学科の3年生40人と保護者15人を前に今氏は、一度は民間企業に就職したものの、まちづくりの魅力に惹かれ「自分がやりたいことで、人生を歩みたい」と公務員試験を受験し、新潟国道事務所で働いていることを話し、土木の魅力は「みんなで協力して一つのことをすること」と語った。
また学生時代の挫折の話から「挫折があったから、いまを楽しめる。上がり下がりを含めて人生を楽しんでほしい」と高校生に伝えた。
現在は、新潟国道事務所が担当する万代島ルート線でパンフレットの作成などを手掛けており「道路事業は、渋滞、事故の減少以外にも、まちづくりに貢献する事業であることをアピールして新潟をもっと盛り上げたい」と目を輝かせた。
講演を聴いた生徒は、「しっかり勉強して世の中、人の役に立つ土木技術者になりたいと思った」と話した。保護者からは「若いうちに沢山失敗して色々な経験を積んでほしい」「本人が就きたい仕事に就いてくれればいいが、できれば長く務めてもらいたい」などの声が聞かれた。
【写真=高校生に仕事の魅力伝える】