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山梨県昭和町

道路維持に2840万円組みゆめてらすに太陽光 昭和町の6月補正に投資的経費

2015/06/27 山梨建設新聞

 当初予算が骨格編成だった昭和町は、6月補正予算で投資的経費などを盛り込む肉付けを行った。道路や橋梁維持、街路など基盤整備を中心に経費を計上。一般会計に2億687万3000円を追加している。

 基盤整備関係では、農地の道水路改良に130万円、同じく道路維持で2840万円、河川改修改良で1860万円の工事費を盛り、11路線、7河川等の維持改良に充てる。橋梁長寿命化で耐震化に先行して修繕を行う国母跨線橋の工事には1050万円を予算化。関連して、JRに委託する足場設置には1865万円を組んでいる。完成が待たれる西条・昭和インター線の街路事業では、アルプス通りとの交差点(徳行立体南)部分へ1100万円の工事費を投入する。

 公園整備には工事費3650万円を組んだ。押原公園の大型照明取替や常永公園の鑑賞池改良、河西大林公園整備、常永土地区画整理地内多目的広場の太陽光照明設置を計画している。このうち、多目的広場の太陽光照明は18基程度の街灯設置を見込んでおり、災害時に対応するタイプを想定している。今後、全体的な施設配置を進めていくなかで台数などを詰めていく。

 太陽光発電に関しては、清水新居の児童センターゆめてらすの屋根に設備を設置するとして設計監理費100万円、工事費1120万円を盛っている。常永小学校屋内運動場のつり天井撤去など学校施設整備工事には1475万円が、飯喰区の公会堂建替えへの補助金には3550万円が計上されている。

 業務では、第6次総合計画策定には385万円を見込み、並行して進める地方版総合戦略策定の支援には471万円を、都市公園施設長寿命化計画策定へは140万円が予算化された。

 当初からの一般会計累計額は67億7987万3000円で、前年度当初と比較すると1億3012万7000円(1・9%)のマイナスとなる。

【写真:アルプス通り側から見る西条・昭和インター線との交差部分】

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