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東日本高速道路(株)新潟支社

吉津トンネル工事の現場見学者が500人超え

2015/07/23 新潟建設新聞

 磐越自動車道で進む吉津トンネル工事の現場見学者数が500人を超え600人に迫る勢いだ。2014年3月の工事着手以来、高校生や小学生、地元住民ら、今月10日現在までに552人が見学に訪れている。17日には、新潟工業高校土木科の1年生40人が訪れ、ネクスコ東日本と施工者である清水建設の現場代理人らが高速道路の概要やトンネルや橋梁の施工方法などの特別授業を行った。

 初めて見る工事現場に生徒は到着後から、驚きの表情と喚声が沸き「こんな近くで見たのは、初めて」「普段は見れない場所なので面白い」と興奮気味に話していた。

 引率した先生は「震災の様子などを見て、いつか自分達も、と建設業を志す生徒も増えている」と語るが、一番熱心に工事について聞いていたのは。ほかならぬ先生だった。

 現場は、吉津トンネル(延長952m)および五十母橋<いそもかわばし/ルビ>下部工の施工が進められている。

 現在までにトンネルでは、掘削が完了し覆工コンクリート、インバートを施工中。1日現在で、インバートコンクリートは残り478m、覆工コンクリートは941mの進捗となる。

 橋梁下部工は、橋台2基と橋脚7基のうち、橋台1基、橋脚3基が完了。2016年6月の完成を目指している。今後、着手する橋梁の上部工はオリエンタル白石が受注し、ほ装工事も年度内には発注され、来年度の着工を目指す。

【写真=目前の現場に興奮】

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