県土木部営繕課は、佐渡警察署(仮称)建築工事の基本設計者に新潟県建築設計協同組合を特定した。新警察署の規模は延べ床面積約4264㎡。うち、庁舎棟(付属棟含む)が約3616㎡、免許センターが約648㎡。本年度中に基本設計をまとめ、来年度に実施設計に移行。設計の進捗や予算状況にもよるが、2017年度からの建設工事着手を予定している。
新庁舎は、佐渡西署と佐渡東署が老朽化したため統合して、新しい佐渡警察署(仮称)を県道65号沿いの佐渡市竹田字新川326-12ほか10筆の工場跡地約9000㎡に建設する。
約90人体制とし、免許センター佐渡支所も移転併設する。庁舎棟(付属棟含む)は延べ床面積3616㎡、免許センター棟は約648㎡で、合計延べ床面積は4264㎡を想定。3階建てを基本に▽1階は窓口、管理部門および当直スペース▽2階は刑事・生安部門、留置施設および取調室▽3階は警備部門、道場および訓授室―などが入る。
建設地については、昨年度までに用地を保有していた佐渡市と県有地である旧佐渡女子高校用地の無償交換契約を締結した。
簡易公募型プロポーザル方式により、基本設計者の選定が行われ5者が技術提案書を提出、最優秀提案者に同者、次点には長建設計事務所が選ばれた。プロポーザルでは、佐渡市における唯一の警察署として①交通に制約のある中、大規模災害が発生した際に迅速かつ継続的に対応ができる②島の歴史・風土や景観との調和を図り、住民が親しみやすく、利用しやすい施設づくり―について提案が求められていた。
【写真=建設予定地】