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茨城県公園街路課

水戸駅平須線の改良鋪装L400m秋ごろ工事発注

2015/08/26 日本工業経済新聞(茨城版)

 県土木部都市局公園街路課は、JR常磐線を跨ぐ梅戸橋(水戸市備前町)の架け換えに伴い都市計画道路「水戸駅平須線」の街路事業を進めており、道路改良舗装工事を秋ごろ発注する。4車線のうち先行して暫定2車線(水戸駅側下り線)で供用させるため橋から北側の400mと周辺の盛土を約15カ月で施工する。暫定供用後には、現橋の撤去や残る2車線(赤塚駅側上り線)の整備を進め、完成4車線で供用させたい考えだ。

 この計画は、JR常磐線や梅戸橋桜川線をオーバーパスし、都市計画道路「南町千波大橋線」(梅香トンネルを通る路線)に直結させるもの。二層式の南町千波大橋線を主交通とし、同路線に水戸駅平須線をつなげる。

 水戸駅平須線の計画延長は610mで、幅員が12~25m。2009年度に着手し、事業期間は19年度までを見込んでいる。

 道路整備にかかる設計を㈱オリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区)が担当した。

 これまで、数回にわたる道路の切り回し工事や地盤改良工事を進めるとともに、橋の架け換えをJR東日本に委託している。橋梁の諸元は、橋長が下り線102・9m、上り線84・6mの上下分離で4車線構造。

 県では、4車線のうち先行して暫定2車線(水戸駅側の下り線)で供用したい考え。それに向け、まずは路線の起点部となる橋梁北側の延長400mで道路改良舗装工事を実施する。軽量盛土工や盛土工が発生するため、1件の工事の中で合わせて行う。工期は約15カ月。

 その後、橋より南側の道路を整備して暫定供用を図った後、現橋の撤去、残る2車線(赤塚駅側の上り線)の整備を進めながら、2020年ごろをめどに4車線での完成を目指す。

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