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悠久崇徳学園とNSGが新たな4年生大学の設置を構想

2015/09/29 新潟建設新聞

 学校法人悠久崇徳学園と学校法人新潟総合学園(NSG)は、それぞれ新たな4年生大学の開設を計画。悠久崇徳学園は長岡市内で運営する看護専門学校を4年生大学に改編した(仮称)長岡崇徳大学、新潟総合学園では農業や食品分野を学ぶ(仮称)新潟農業大学を新設する。いずれも2018年4月の開設を予定し、17年度に校舎等整備工事を実施する。25日には泉田裕彦県知事に、大学開設に向けた支援を要望した。

 悠久崇徳学園は、長岡市で運営する長岡看護福祉専門学校を4年生大学へ改編する。現在の3年生の看護学科を4年生とし、より高度な専門職としての看護師を育成する。校舎は、長岡市上富岡町地内の現在の看護専門学校(校舎面積3740㎡)を改修し、講義室、実習室、図書館等とするほか隣接する療育園と高齢者総合ケアセンターこぶし園(延べ床面積5855㎡)を改修して管理部門や会議室、研究等を設置する。大学設置に掛かる経費には約12億5000万円を試算し、施設整備に6億円、設備費には2億5000万円を見込む。

 新潟総合学園では、新潟市北区島見町にある新潟医療福祉大学隣接地の校地面積2万8682㎡に2階建て、延べ床面約2000㎡の新潟キャンパスを新築するほか、胎内市平根台の旧アデランス新潟事業所(延べ床面積1万1173㎡)を改修して胎内キャンパスとする。定員は1学年180人で、大学の設置経費には44億6000万円を想定する。

 両校ともに、来年10月にも大学設置認可申請書類を提出し、17年度に校舎の改修工事および設備等の開設準備を含む環境整備を進め、18年4月の開設を目指す。

 25日には、悠久崇徳学園の田宮崇理事長と新潟総合学園の渡辺敏彦副理事長らが県庁を訪れ、財政や新設手続きに支援を要望した。泉田知事は「高度な人材は現場で必要とされる。地方創生にも人材の育成が必要である。県としても具体的に検討したい」と語った。

【写真=田宮理事長らが支援を要望】

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