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東京ガス㈱がインフラ整備状況示す、茨城幹線ルート決定へ

2015/10/21 日本工業経済新聞(茨城版)

 東京ガス㈱(東京都港区、広瀬道明社長)は、天然ガスの普及促進と安定供給に向けたインフラ整備状況を明らかにした。2020年度の供用に向け、日立LNG基地2号LNGタンクの地盤調査を実施したほか、幹線パイプラインでは日立~鹿島を結ぶ茨城幹線のルート調査を終えたことから具体的なルートを決定させる。10月には埼東幹線(40・2㎞、埼玉県草加市~茨城県古河市)が完成。続いて来年3月には茨城~栃木幹線、18年3月には古河~真岡幹線をそれぞれ開通させたい考えだ。


 東京ガスでは、チャレンジ2020ビジョンに掲げた天然ガスの普及拡大に合わせ、最適なインフラを整備拡充。

 10月には、埼玉県草加市の柿木ブランチステーションから、古河市の古河ガバナステーションまで40・2㎞の幹線パイプライン(圧力7MPa、口径600㎜)を4カ年かけて完成させた。このパイプラインの完成で、東京ガスは首都圏を中心に941㎞の高圧導管網を保有することになる。

 さらなるインフラ整備については、20年度の使用開始に向け、日立LNG基地2号LNGタンクの地盤調査を9月に実施した。

 また8月までに日立~鹿島を結ぶ茨城幹線について、陸上ルートと海底ルートの各種調査を実施した。今後、これらの調査を踏まえて具体的なルートを決定する。

 さらに、来年3月までに日立LNG基地、茨城~栃木幹線などを使用開始し、北関東地区の天然ガス需要に応えるとともに、供給インフラ全体の安定性を向上させる。

 そのほか東京ガスグループでは、来年4月の電力小売全面自由化に合わせて電力事業に本格的に参入するため、10月、経済産業大臣に小売電気事業登録申請書を提出。総合エネルギー事業の進化に向け、今後も電力事業を拡大していく。

 ことし5月に、石炭火力発電所開発に向けて出光興産㈱、九州電力㈱との共同出資により、㈱千葉袖ケ浦エナジーを設立。6月に環境配慮書を経済産業省と関係自治体に提出。

 また6月には、出資する川崎天然ガス発電㈱が、川崎天然ガス発電所の3・4号機増設計画について、環境配慮書を経済産業省と関係自治体に提出した。

 来年2月には、扇島パワー3号機の運転を開始する予定。これにより東京ガスグループの電源は約160万kWに拡充する。

 さらに東北電力㈱との共同出資で㈱シナジアパワーを設立し、来年4月から北関東を中心とする関東圏の高圧・特別高圧の電力を販売する。

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