新発田南高校は２日、新潟国道事務所計画課企画係の今佐和子氏を講師に迎え、進路講演会を開催した。土工業科土木工学科の２年生、保護者、教職員ら約50人らが講演に耳を傾けた。

　当日は▽進路決定に向けて▽土木工学の魅力▽働くこと▽現在の仕事内容－の４つに分け進行。

　このうち進路決定の話では「就職活動では人生のどん底に突き落とされたが、挫折することは悪いことではない。この経験があるからこそ今がある」と経験談をもとに語り「とにかく夢中になることをみつけて頑張って欲しい」と生徒らにエールを送った。

　土木の魅力については「人の暮らしを支え、ストーリーがあり後世に残る土木は誇り」と話し、土木工学の素晴らしさを多いにアピール。土木にちなんだクイズを交えながらわかりやすく説明を行った。

　このほか、現在、北陸地方整備局で担当している国道７号万代島ルートや栗ノ木川再生事業の仕事内容や公務員の仕事の面白さについても語った。

　生徒からは「今回の講演を聴いて将来について少し自信がついた」「クイズなどを取り入れ高校生の自分達にも分かりやすく聴きやすかった」など一様に満足した様子であった。また、保護者からは「背伸びをしていないありのままの現状をわかりやすく伝えてくれていた。子ども達にもそれが伝わったのでは」との声が聞かれた。

　【写真＝土木の魅力を語る美人技師】