長野県建設業協会の女性部会(平澤里枝部会長)は24日、現場見学会を開催した。見学場所は平澤会長が現場代理人・監理技術者を務める橋脚工事現場。参加した女性部会員42人は、雨が降る中で施工途中の橋脚を上り、コンクリートの状況や足場の頑強さなどに関心を示し、写真撮影などを行っていた。
現場見学に先立ち、平澤部会長が自ら「苦労している」という見学場所の施工箇所を説明。千曲川に架ける箕作大橋P2現場について、粘土層や水の噴き上げに悩まされつつも進めた1期工事の概要が述べられた。2017年度完成に向け、現在は2期工事が進行中。
見学時の現場は雨となったが、参加した女性部会員は橋脚施工現場の足場を上り、強い関心を示していた。
平澤部会長は女性部会について「国の施策として、女性技術者の倍増が掲げられている。女性部としていろいろな架け橋となり、建設業の魅力を発信し、女性の意識高揚に務めたい」と話している。