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松本砂防事務所工事安全対策協議会

工事安全対策研究発表で北陽建設の小林さんが最優秀

2016/02/06 長野建設新聞

第18回松本砂防事務所工事安全対策研究発表会が4日、大町市内の大北農協会館アプロードで開かれ、応募のあった直轄工事23編と長野県の砂防工事1編の計24編から一次審査を通過した6編の論文発表が行われ、最優秀には北陽建設の小林信敬さんが発表した「葛葉下流山腹工その7工事における安全対策について」が選ばれた。

6編の発表と質疑が行われた後の成績発表の後の講評で大町労働基準監督署の森孝行署長は「本日の発表を聴き、いずれの現場においても安全に工事を進めるうえで非常に厳しい環境のもと苦労しながら創意工夫を凝らした取り組みをされていると感じた。その中で、表彰された論文の取組は土石流対策を中心に労働安全衛生法令やガイドラインの順守とともに現場をより安全にするために何かできないかと知恵を絞り工事の安全化を進め、その効果が大きかった優れたもだった」と高く評価。また会場の参加者にも「取り入れられる取り組みは積極的に取り入れ、さらに工夫を重ねてより安全な現場環境を実現してほしい」と呼びかけた。

ポスターセッションは、主任監督員から推薦された7件のうち、会場に訪れた参加者の投票数上位3件が選定された。

受賞者は次の通り。※会社名・著者(表題)

【論文】

◆最優秀賞=北陽建設・小林信敬(葛葉下流山腹工その7工事における安全対策について)

◆優秀賞2編=傳刀組・老野裕介(金山沢第4号砂防堰堤工事における安全対策について)、金森建設・遠藤工太(南股上流砂防堰堤改築その6工事における安全対策について)

◆入選3編=鹿熊組・新井重隆(西河原地区地すべり対策工事における工事安全対策について)、笠原建設・渋谷洋(大所第2号上流第2砂防堰堤改築その2工事における安全対策について)、後藤組・榊原伸一(小滝瀬野田砂防堰堤その3工事における増水対応の作業通路について)

◆奨励賞3編=金森建設・山田清(浦川第2号上流砂防堰堤その4工事における安全対策について)、姫川・落田経常建設共同企業体・勝野幸男(湯ノ入沢砂防堰堤改築その4工事における安全対策について)、北陽建設・西澤邦彦(鹿島川砂防林下流床固工その2工事における安全対策もついて)

【ポスターセッション】

◆優秀賞3編=金森建設・遠藤工太、北陽建設・小林信敬、北陽建設・西澤邦彦

受賞者全員で記念撮影

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