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新潟県南魚沼市

CCRC事業計画素案まとまる

2016/03/24 新潟建設新聞

 「南魚沼版CCRC推進協議会」は22日、南魚沼市大和庁舎で本年度の最終会議を開催した。八色の森公園周辺の市有地約2haを計画事業地と想定し、2017年度を手始めに第1期分としてシニア向け住宅50戸を整備する計画案をおおむね了承した。今後は、CCRC構想の具体的な事業計画を10月末までに策定。運営等を担う連携事業者(コンサルタント)を公募型プロポーザル方式で同時期に選定する。 

 

 同案は事務局が提示した「連携事業者選定方針及び事業推進計画」の素案中に織り込まれ、関連施設として現在不足している国際大学の留学生家族寮30戸、セミナー参加者用ミドル・ロングステイ20戸の整備も検討する方針。

 対象地域には大和公民館、B&G海洋体育館、コミュニティーホールさわらぎ等の公共施設があり、南魚沼市が進めるメディカルタウン構想の中核施設、魚沼基幹病院にも徒歩10分の距離。

 雪の活用等再生可能エネルギーの導入や、快適な雪国仕様を要件とした平屋建て住宅を整備する考え。

 基幹病院、国際大学用地、JR浦佐駅周辺地は、第2期の18年度整備分50戸と第3期の19年度整備分100戸の施設整備候補地とする。

 市では、円滑な事業推進に向けた環境の整備として、CCRC構想を中心とした地域再生計画を10月末までに策定し、地方創生事業の先導事例とする方針。

 地域再生計画推進法人を年末までに設立し、目標とする19年度に新規産業創出集積、国際理解教育、地域包括ケア事業等の連携による「生涯活躍のまち」を完成したい考えだ。

 来月末にもプロポーザル公募準備業務委託先を決定。5月末~7月末を公募準備期間に充て、運営等を行う事業者選定は8月~10月末、事業者による事業着手(住宅1期50戸)は11月を予定している。

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