ヨネックス㈱（林田草樹代表取締役社長、東京都文京区湯島）が長岡市の西部丘陵東地区で新築工事を進めていた新潟生産本部長岡第二工場が完成し、竣工式が行われた。　主力商品のラケットの生産拡大に向け、６月に試験操業を開始する。

　式典には、関係者約80人が出席。神事に続き、公開された新工場の内部を見学した。

　２０１６年末までにラケットの生産能力10％増を計画。５年後をメドに１・５倍の増産体制を組む意向で、投資総額は25億円を見込む。

　特に長岡技術科学大学との産学連携による研究開発に力を入れ、ハイスピードカメラや測定ロボットを備えた試験室を配置。最新鋭の設備を駆使し、新素材、新機能の応用を追求する。

　また、徹底した生産の合理化を図り、注文から発送までの期間を30％短縮。新規雇用30人を含む１００人体制で、迅速な生産を目指す。

　新工場はＳ造２階建て、延べ床面積１万５３８・５６㎡、敷地面積１万５０００㎡。本体工事は㈱大石組・中越興業㈱特定ＪＶが担当。設計は㈱細貝建築事務所が受注した。

【写真＝完成した長岡第二工場】